有機薄膜太陽電池用グラフェンナノウォール透明導電膜の開発
研究責任者 |
曽我 哲夫 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 本研究は、触媒金属を用いることなくマイクロ波プラズマCVD法で直接基板上に垂直に配向したグラフェンを成長し、有機薄膜太陽電池の透明導電膜へ応用するものである。これまで垂直配向したナノウォールは基板の極一部分しか形成できていなかったが、本研究で均一に得られる領域を大幅に拡大することが可能となった。また、基板とナノウォールの界面にはグラファイトの微結晶が形成されるという成長機構が明らかになり、ナノウォールの高さ、層数、密度等をある程度制御することができた。今後は基板全面に均一な薄膜を実現し、有機薄膜太陽電池の透明導電膜に応用することにより、太陽電池のエネルギー変換効率の向上を目指す。
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