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カリンゼリーの胃粘膜保護作用における作用因子の解明

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 濱渦 康範  信州大学, 農学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2013
概要先行研究において,カリン果実を3時間煮沸抽出したエキスで調製したゼリーはラットにおける胃粘膜保護作用が強いことがみとめられ,本研究ではその作用機序の一端を解明することを試みた。その結果,カリンゼリーの胃粘膜保護作用にはポリフェノール画分(PP画分)とペクチン質画分(AIS画分)がともに関与しており,特にPP画分は白血球浸潤抑制作用とラジカル消去作用が強く,また,プロシアニジン高重合体が胃粘膜上に長時間留まることが示され,これらのことが強い保護効果に関係していると推察された。本研究により作用機序の一部を説明する成果は得られたものの,AIS画分の作用機序など未解明の部分も多く,技術移転への成果としては,達成度は不十分である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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