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環境に優しい凍結防止剤(融雪剤)の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 中島 範行  富山県立大学, 工学部, 教授
研究期間 (年度) 2013
概要凍結防止剤の候補化合物としてプロピオン酸ナトリウムを設定した。北海道苫小牧での野外での凍結防止剤散布試験を行ない、塩化ナトリウムと同程度の路面のすべり抵抗値の改善(散布効果)、特に散布直後の改善が顕著に得られることがわかった。粒状の塩化ナトリウムと比べ、今回粉末状のプロピオン酸ナトリウムを用いたため、溶液化が早かったことが要因と推察された。測定日の気象条件によって試験結果にばらつきがあり、ある日の散布条件では散布効果が高く、最も高い散布効果を示していた。一方で、プロピオン酸ナトリウムの塩化ナトリウムへの20%混合散布の場合は、塩化ナトリウム単独での散布より、小さい散布効果を示した。 今後、薬剤の形状・散布方法・持続性などの検証や価格の低下に向けた取り組みを行う持続的に行なう必要があると考えている。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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