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細胞膜透過性ペプチドを搭載した人工ウイルスの創製

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 松浦 和則  鳥取大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授
研究期間 (年度) 2013
概要本研究では、ウイルス由来のb-Annulusペプチドが自己集合して形成される人工ウイルス殻(キャプシド)に細胞膜透過性ペプチドH16を搭載させ、内部にDNAやRNAを内包した「細胞透過性人工ウイルス」を構築し、新たな核酸医薬デリバリーシステムとして応用することを目的としている。本実施期間において、化学合成および遺伝子工学合成により、b-AnnulusにH16を導入したペプチドを合成することに成功し、それらの自己集合によりH16搭載人工ウイルスキャプシドの調製に成功した。また、人工ウイルスキャプシド内に蛍光ラベルDNAが内包されたことを示唆する結果を得ている。今後は、人工ウイルスキャプシド内へのDNA内包の詳細な解析や、細胞毒性の評価、細胞膜透過性の評価などの基礎的な知見を得るとともに、癌治療用マイクロRNAを内包した人工ウイルスキャプシドを構築し、癌細胞に対する治療効果を検討する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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