抗菌化合物の治療効果を指標とした有機合成展開法の確立
研究責任者 |
浜本 洋 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教(移行)
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 本申請課題では、カイコモデルにおいて治療効果を指標に合成展開した化合物の、薬物体内動態の解析を行い、本手法の有用性を明らかにすることである。また、本化合物の作用機序解析解析を実施し、化合物自身の特徴についても明らかにする。これらの結果、カイコモデルにおける治療効果と薬物動態の関係、及び本化合物の毒性について、哺乳動物と同様であることを明らかにした。さらに、本化合物は、殺菌性を示し、肺炎連鎖球菌に対して高い抗菌活性を示すことを見いだした。従って、達成度を90%とした。今後、本化合物は抗肺炎連鎖球菌として開発することが可能であり、さらにカイコモデルを用いた有機合成展開法について実績を積む必要がある。
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