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ブドウの標的遺伝子を特異的に発現抑制するウイルスベクターの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 磯貝 雅道  岩手大学, 農学部, 准教授
研究期間 (年度) 2013
概要ブドウに自然感染できるラズベリー黄化ウイルス(RBDV)を基に標的遺伝子を発現抑制できるウイルスベクターの開発を行った。RBDVの感染性cDNAクローンを遺伝子操作によりウイルスベクターに改変し、GFP遺伝子の塩基配列の一部を組み込んだ。これをGFP発現形質転換植物に接種すると、植物のGFP蛍光の消失し、GFP遺伝子のsiRNAの蓄積およびmRNAの減少が確認された。このことから、本ウイルスベクターは、標的であるGFP遺伝子に対しウイルス誘導ジーンサイレンシング(VIGS)が誘導され、GFP遺伝子の発現抑制できることが示された。今後、開発したウイルスベクターが、植物内在性遺伝子をVIGSにより発現抑制できるか解析する必要がある。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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