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米糠の高付加価値成分を長期保持するための貯蔵保管技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 宮澤 陽夫  東北大学, 農学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2013
概要ビタミンEの一種のトコトリエノール(T3)は優れた健康機能性が着目され、米が有望な分離源である。米収穫後の貯蔵によりT3は急激に減少することから、減少のメカニズムと抑制する貯蔵法を検討した。精製γT3の貯蔵モデル試験により、経時的なT3の減少と酸化物(8a-hydroperoxide体およびquinone体)の蓄積がみられたことから、減少は酸化によると推察された。しかしながら、T3減少が見られた貯蔵玄米からは明瞭な酸化物は検出できなかった。T3減少を抑制する玄米貯蔵法の検討では、T3は酸素の遮断では有効に抑制されなかったが、低温条件では抑制され10°C以下の貯蔵でT3を90%保持することができた。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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