炎症性腸疾患治療用の経口投与用モノクロナールIgA抗体医薬の開発のための炎症性腸疾患患者における腸管IgA機能の解析
研究責任者 |
新蔵 礼子 長浜バイオ大学, バイオサイエンス学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | マウスの実験から得た、「経口投与用モノクローナルIgA抗体が炎症性腸疾患の新規治療薬になる」という私たちの知見をもとに潰瘍性大腸炎治療薬の開発を目指している。炎症性腸疾患患者に対するIgA抗体の補充の合理性を示すために炎症性腸疾患患者の便中のIgA抗体の細菌に対する結合力に異常がないかどうかを調べることが目標である。2臨床施設との共同研究契約も成立し、若干数の患者サンプルをすでに得た。また対照として健常者サンプルの収集のために長浜バイオ大学の臨床研究倫理審査の承認もすでに受けた。今後患者、健常者それぞれ50名を目標に便サンプルを集めてIgA抗体の機能を解析する。
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