高断熱軽量モルタルにおける材料設計法の構築に関する研究
研究責任者 |
佐藤 嘉昭 大分大学, 工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 本研究開発の目標は、大分県の地域産業資源である黒曜石を高温発泡させた、従来の市販品よりも硬度が高いパーライトと、耐火性に優れる従来のフライアッシュに含まれる未燃カーボン量を1%以下に低減した改質フライアッシュを素材として用いた高断熱モルタルの開発において、汎用性のある材料設計法を確立することである。パーライト自体の気泡径の分布やマトリクス中での分布に関する実験は継続中であるが、圧縮強度(ヤング係数)や割裂引張強度、曲げ強度がモルタルの単位容積質量の関数として整理できること、また、熱伝導率も同様であること等の成果が得られ、高断熱軽量モルタルにおける材料設計法の構築の可能性を見出すことができた。
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