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ポリ酸イオンを用いた抗ウイルス作用を持つ消毒剤の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 石川 英里  中部大学, 工学部, 准教授
研究期間 (年度) 2013
概要抗ウイルス活性を持つポリタングステン酸イオンを用いた新しい消毒剤の開発を目指している。この消毒剤の実用化を妨げている問題はこのポリ酸イオンを十分に供給できないことであった。そこで本研究ではポリ酸の大量合成法の確立を目的とした。その結果、研究開始時にタングステンベースで約25 %であった収率を63 %まで向上させることに成功した。これまでの合成法で得られる生成物は不純物を含むために再結晶による精製を必要としたが、今回見出した合成法では目的とするポリタングステン酸をさらに精製する必要がない純度で直接、得ることができ、合成手順の簡便化に成功した。今後はより実用化に近づけるためにこの合成を実験室の10倍以上のスケールで実施できる合成システムを構築することを目指す。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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