RGB画像に基づくハイパースペクトルイメージング法を利用した低コストかつ高効率な植物計測システムの開発
研究責任者 |
梅澤 泰史 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 植物の生育は、外環境の要因(ストレス)によって左右されるため、生産現場でストレス状況を簡便に計測できる技術が求められている。本課題で開発を目指した技術は、3チャンネルRGB画像のスペクトル情報をピクセル毎に推定し、多波長分光画像を再構成する方式であり、低コストかつ汎用的なことに加え、光伝搬理論に基づき植物内部の状態を推定する点が独創的である。本課題において、計測システムを植物に最適化した後、ストレス状態の植物体から各波長領域のスペクトル情報を取得し、特に近赤外領域付近に有意な差を認めた。このことから、本技術がストレス状態の評価に使える可能性があるため、今後は評価指標の確立や、装置の小型化あるいはカスタマイズ等の実用化研究をめざす。
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