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血流波形の診断解析プログラムを組み込んだ透過型光電脈波歯髄診断器の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 三輪 全三  東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 講師
研究期間 (年度) 2013
概要透過型光電脈波法を応用した非侵襲的で客観的な歯髄診断器(試作器)は、これまで測定波形の定性的な観察にとどまっていたが、臨床機器として実用化するには歯科医の誰もが容易に使用でき、かつ客観的(定量的)に診断できる装置が求められる。今回は、測定波形を定量的に解析するために、症例ごとに歯の健康状態を分類し、指尖脈波に対して歯髄脈波が同期しているか否か、両者の相互関係を定量診断する手法を考案した。また、歯髄脈波の形状の定量評価も加味したところ、歯の健康状態を分類する診断基準の設定に有用であることが分かった。 また歯面に入光するLED光の照射野を小さく、輝度を確保するためにファイバー仕様にした場合 の光量変化について検証を行い、共通プローブ設計への参考とした。今後、本技術による歯髄診断が客観的に可能となれば、現試作器が臨床機器として早期の実用化に期待できる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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