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温室効果ガス亜酸化窒素の効率的除去・再資源化法の確立

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 安田 昌弘  大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授
研究期間 (年度) 2013
概要亜酸化窒素は炭酸ガスの310倍もの温室効果があり環境負荷が大きいが、有効な処理・再資源化方法が確立されていない。研究代表者が開発したNOxを吸着する担体には、亜酸化窒素も吸着する事実を見出したので、担体への亜酸化窒素の吸着実験を行った。種々の構造のゼオライトへの亜酸化窒素の吸着量を調べた結果、最高で0.002 kg-N2O/kg-担体の担体を得た。担体をステンレス製カラムに充填し、450度で加熱したところ、吸着した亜酸化窒素のほぼ全てが放出され、500度以上で加熱すると、窒素と水に分解された。アジピン酸製造プロセスで実証試験を行い、NO2ガスを含むガスでも亜酸化窒素を完全除去できることを確認した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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