高眼圧の早期診断と創薬に向けたスクリーニング系の開発
研究責任者 |
平島 正則 神戸大学, 医学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | C57BL/6近交系においてFlt1+/-マウスとFlk1+/-マウスを交配し、6ヶ月齢で70%以上のFlt1+/-;Flk1+/-マウスが牛眼を呈することを目標として、研究開発を実施した。メンデルの法則に従えば出生マウスの25%はFlt1+/-;Flk1+/-マウスであると期待されたが、実際にはわずか8.3%であり、Flt1+/-;Flk1+/-マウスは出生後の発育も顕著に悪かった。これらのことは、Flt1+/-;Flk1+/-マウスがおそらく循環器系の発生異常をきたして一部が胎生致死となっている可能性を示唆しており、新しい知見として学会発表から論文投稿へ繋げていく価値があると考えられる。今後は、現在飼育中のマウスの解析等を継続することで牛眼発症率を明らかにして、眼圧降下作用を示す新規薬剤の開発に有用なマウスモデルかどうか検証する。
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