常磁性探針を用いた磁気記録ヘッドの高周波磁場検査システムの開発
研究責任者 |
木下 幸則 秋田大学, その他部局等, 助教
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 本研究開発では、汎用的な微小磁区観察ツールである磁気力顕微鏡を用いてG(ギガ)Hz帯の高周波磁場を高分解能で計測できる手法を開発した。高周波磁場を低い周波数で変調し、探針振動に低い周波数の周波数変調を発生させる事で高周波磁場のダウンコンバート(周波数変換)検出を可能にした。本手法では、これまで困難であった高周波磁場の強度と極性の同時検出が可能であり、急速に微細化が進むハードディスクドライブ用の磁気記録ヘッドの記録磁界検査等へ応用が期待できる。今後、磁性探針材料の高性能化により、空間分解能と磁界感度を向上させ、医療用の磁性ナノ粒子等の微弱な磁場を発生する先進高周波磁気材料の評価手法に発展させる事が期待できる。
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