セルロースナノファイバーを用いたイムノクロマト用着色剤・抗体保持担体の開発
研究責任者 |
伊藤 雅子 あいち産業科学技術総合センター, 産業技術センター, 主任研究員(移行)
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | セルロースナノファイバーを用いた新規なイムノクロマト用の着色剤・抗体保持担体の開発し、さらに新たなイムノクロマト方式を考案した。イムノクロマト用の基材を通過するサイズのセルロースナノファイバーは、湿式粉砕することで調整できた。反応染料による染色で、鮮やかな色合いに染色できた。また、染色後も基材を移動し、移動ラインを目視で確認できた。セルロースの表面処理を行うことにより、抗体の吸着量を高めることができた。調整した着色セルロースナノファイバー担持担体に抗体および抗原を結合させ、基材上で抗原抗体反応を行う事を確認した。今後は、本方式の精度の向上とその他のアレルギータンパク質をターゲットとして開発をする予定である。
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