1. 前のページに戻る

褐藻類由来のジテルペンが転写因子Nrf2を介して脳を保護する

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 佐藤 拓己  岩手大学, 工学部, 准教授
研究期間 (年度) 2013
概要褐藻類はテルペノイドの合成能力があることは想定されていたが、従来の研究の殆どが親水性の化合物に集中し、テルペノイドが研究に取り上げられることは殆どなかった。これに対して本研究は、褐藻類のテルペノイドが生理活性に関与することを示した点で圧倒的な優位性を示す。この背景から、「生活習慣病を制御する食材分子」として、褐藻類(シワヤハズ)由来のテルペノイド(ゾナロール)に注目している。ゾナロールはストレス応答を司る転写因子Nrf2の活性化を介して脳を保護することを発見した。日本近海に散在するシワヤハズを、植物工場により生産し、新しい食品市場の創製を目指している。本研究では屋久島の群落を発見し、食材の実用化へ道を開いた。今年以内にシワヤハズの機能性食品の開発を目指して、ハイリスク挑戦などのグラントへステップアップする。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst