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敗血症性汎発性血管内血液凝固症に対する抗凝固療法の効果におけるゲノム薬理学的検討

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 渡邉 栄三  千葉大学, 大学院医学研究院, 講師
研究期間 (年度) 2013
概要日本人における,トロンボモジュリン(TM)一塩基多型(SNP)のgenotype分布を明らかにし,その中で重症敗血症の転帰に関わるSNPを検索することによって,今後のTM SNPを指標とした,重症敗血症に対する個別化治療を目指すものである.まずウルム大学およびASPER Biotecs社と共同で炎症反応関連SNPチップを設計開発した.今回その搭載SNPマーカのうち,13種類のTM SNPsを同チップを用いて解析した.その結果,現時点で63例の重症敗血症患者において,2種類のSNPが,死亡率に有意に相関していることが判明した(p<0.05).今後,症例数を重ね,さらなる検討を行うことによって,TMの敗血症病態への関与を検証し,リコンビナントTMが敗血症治療薬として科学的に確固たる根拠を得,副作用を軽減したより有効な治療につながることが期待される.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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