高感度使い捨てチップ、および、スマートデバイスを用いた小型バイオセンシングシステムの開発
研究責任者 |
福田 隆史 独立行政法人産業技術総合研究所, その他部局等, 研究員(移行)
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 本研究では、従来のイムノクロマト法と同等の簡便性と酵素免疫アッセイ法並の高感度性を兼備する非標識検出を実現すべく、局在プラズモンを利用した超高感度・小型バイオセンシングシステムの開発に取り組んだ。主な成果は以下の2点。 1)使い捨てチップ作製技術の確立と性能検証:樹脂フィルム上へのチップ作製を実現し、実用化に向けた生産性やユーザーの安全面や廃棄容易性につながる成果を得た。また、超高感度センシング機能を確認。 2)検出システムの革新:乾電池駆動・スマートデバイス端末制御によるパームトップポータブル検出システム、および、電子カルテとの連携を模擬したサーバー-クライアントシステム(プロトタイプ)の構築に成功。今後、病院でのポイントオブケアテスティング・在宅診断・開発途上国での現地医療への展開に向けて実用化を進める。
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