幹細胞培養技術としての高生理活性バイオマテリアル固体培地の開発
研究責任者 |
山本 雅哉 京都大学, 再生医科学研究所, 准教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 本研究では、幹細胞培養技術としての高生理活性バイオマテリアル固体培地の開発を目標とした。iPS細胞への応用を目指し、本研究では、ヒト間葉系幹細胞をモデル細胞として用いて、まず、高生理活性バイオマテリアル固体培地に対する材料学的な基礎的知見を得るための研究開発を行った。その結果、幹細胞の未分化性を維持するための疎水性低分子薬物の徐放化、機能性タンパク質の配向固定化、ならびにこれらの分子を機能化した高生理活性バイオマテリアル固体培地を用いた幹細胞の増殖や分化に対する機能増強を確認した。本研究成果は、今後、iPS細胞の未分化性を維持するための研究開発に必要な基礎的知見として活用できると期待される。
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