間質性肺炎および炎症マーカーを指標とする新規間質性肺炎薬剤スクリーニング法の上市を目指した研究
研究責任者 |
金澤 智 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 助教
|
研究期間 (年度) |
2013
|
概要 | 間質性肺炎モデル動物としてD1CCホモ型マウスの販売が2013年に開始された。次の目標は、D1CCマウスを用いたより付加価値の高い薬剤スクリーニング系の樹立である。現在D1CCマウスを用いた間質性肺炎発症モデルが持つ問題点は、その発症時期が制御できない点にある。そこでD1CCホモ型マウスが示す間質性肺炎が任意の時期に長期間(慢性化)発症できるモデル系の構築を目指した。本研究の結果、発症した間質性肺炎が、長期間持続(慢性化)する誘導系の樹立に成功した。一方その発症率は、従来法によりD1CCホモ型マウスが示す70%には到達しなかった。今後この発症率を上げることで、上市を目標としたモデル系の樹立が可能であることが明らかとなった。基本的なモデル概念は確立することができたので研究と並行して特許化を進める。
|