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間葉系幹細胞を用いるヒト造血幹細胞の体外増幅システムの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 薗田 精昭  関西医科大学, 医学部, 教授
研究期間 (年度) 2013
概要本研究では、研究責任者がヒト臍帯血中に同定した非常に未分化なCD34抗原陰性(CD34-)造血幹細胞HSCをヒト骨髄由来間葉系幹細胞(DP MSC)と共培養する系において、長期骨髄再構築細胞であるCD34+CD38-CD90+ HSCを効率的に産生するシステムの開発・確立を目指した。約420個のCD34-CD133+ HSCを出発材料として前記システムで増幅を試みた。限界希釈実験より、約50個のCD34+CD38-CD90+ HSCの産生が確認されたが、HSC数としては約1/8に減少していた。この原因は、DP MSCが臍帯血由来CD34-HSCの最適ニッチではなかった可能性が考えられた。今後、すでに樹立に成功している胎盤由来のニッチ細胞を用いる増幅系の開発を進める予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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