研究責任者 |
長田 洋 岩手大学, 工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 耐放射線能力が高いシンチレータを用いた放射線検出器を構築するための、高感度ZnO光導電型紫外線センサーを開発した。窒素をドーピングした高品質ZnO単結晶を用いて、電流感度、光電流/暗電流比、紫外線/可視光光電流比に関する目標をクリアできた。このセンサーは紫外線発光シンチレータと組み合わせることによりX線の検出に有効である。このシステムは構造が極めて簡単で、ZnOの耐放射線能力が高いことから、耐放射線性に優れた検出器ができると考えられる。今後、紫外線センサーの特性改善を図る一方、耐放射線能力の高いシンチレータとの組み合わせによる放射線検出器の実現に取り組んでいく。
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