in situでの骨治療に供するバイオアクティブ連通多孔質体の開発
研究責任者 |
岩﨑 泰彦 関西大学, 化学生命工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 超高齢社会に突入した社会状況を背景に、本開発研究は、新たな充填型骨再生用マテリアルを提供することを目的として実施された。水と反応して水酸アパタイトに転化し硬化するα-リン酸アパタイト微粒子とポリ乳酸-グリコール酸(PLGA)微粒子によって安定化されたエマルションを調製し、連通孔構造をもつ多孔質硬化体をin situで調製することに成功した。PLGA微粒子のサイズと混合比により連通孔の孔径と気孔率をそれぞれ制御することが出来た。この多孔質体への骨芽細胞の浸潤を確認するとともに、北海道大学病院との共同研究により、多孔質硬化体が炎症反応を惹起しないことも明らかにした。
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