研究責任者 |
荻野 博康 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 有機溶媒耐性プロテアーゼは水溶液中だけでなく、有機溶媒存在下でも高い活性と安定性を有している。一方、プロテアーゼはタンパク質であるため、高活性を有するプロテアーゼは自己分解を生じやすい。本研究では、PST-01プロテアーゼから構造安定性に寄与するカルシウムイオンを除去せずに、活性発現に必要な亜鉛イオンのみを除去する方法の開発に成功した。また、亜鉛イオンを除去することにより、活性は喪失するが、構造変化はほとんどなく、亜鉛イオンを除去したPST-01プロテアーゼは常温での安定性が向上した。また、亜鉛イオンを除去したPST-01プロテアーゼに再度、亜鉛イオンを配位する方法も確立した。
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