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金属触媒作用を利用した規則性メソポーラスカーボンのグラファイト化による電気二重層キャパシタの高容量化

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 稲垣 怜史  横浜国立大学, 大学院工学研究院, 准教授
研究期間 (年度) 2013
概要電気二重層キャパシタは,電極表面に電解質イオンを静電的に蓄えることにより充電するデバイスである。「かさ密度」「細孔径」を変えずに電解質イオンの吸着サイトを増やすことができればキャパシタの高容量化を実現することができる。本研究では,炭素材料調製時に金属触媒を微量添加することで,メソポーラスカーボンCMK-3を構成する炭素ネットワーク構造の部分的なグラファイト化するための条件探索を勧めた。グラファイト化を進めるFe金属触媒成分を添加することによって,CMK-3細孔壁の部分的なグラファイト化を達成し,Fe担持量の最適値は約0.2 mmol/g-SiO2であることを明らかにした。また部分的なグラファイト化を実現したCMK-3では7 μF cm-2の充放電容量を得たが,目標とした10 μF cm-2には到達しなかった。この達成には炭化温度の変更ないし触媒金属成分の変更が必要であると考えている。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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