害虫発生モニタリングシステムのための害虫識別アルゴリズムの開発
研究責任者 |
有馬 誠一 愛媛大学, 社会連携推進機構, 教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 安価で作業性が良い害虫発生モニタリングシステムを構築すべく、害虫数カウントの基本的な画像処理アルゴリズムを開発した。画像入力の対象を広く普及している害虫捕殺粘着シートとし、これに捕殺された害虫を画像処理により、識別・カウントする。一般的に広く用いられている大津二値化法と害虫を示すBlobの面積から害虫を識別し、その数をカウントさせた。人手による害虫数のカウントと比較した結果、絶対的な検出精度は高くないものの、計測の手軽さをもって多地点での時系列計測を実現し、相対的な傾向を見るには極めて有効であった。今後は、害虫識別の精度向上と共に、クラウド環境下で稼働させ、より多地点・広範囲・高頻度での害虫発生状況を把握できるシステムの構築を目指す。
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