電極制御によるトランジスタ型有機強誘電体メモリの低電圧化
研究責任者 |
福田 憲二郎 山形大学, 大学院理工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 高性能なトランジスタ型有機強誘電体メモリの開発を目標とした研究開発を行った。電極の制御及び、塗布型有機半導体材料の最適化を行った結果、駆動電圧10V以下、保持時間106秒以上、という目標値を上回る、非常に良好な性能を有する全印刷方式によるメモリ素子の開発に成功した。また、10×10のアレイ化に向けた開発の中で技術的な課題を抽出し、その解決策に対する指針も定めることができた。単体の高性能化という点での達成度は100%以上、アレイ化に関する達成度は50%である。今後は研究責任者を中心として明らかとなった技術的課題の解決に取り組み、その後実用化に向けた企業との連携をさらに推し進める予定である。
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