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海洋性珪藻の環境浄化能を利用した海洋バイオリン鉱石生産システムの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 中島 健介  関西学院大学, 理工学研究科, 研究員
研究期間 (年度) 2013
概要本研究では、海洋性珪藻類が有する高効率無機イオン輸送体を定常的に強化することにより、水質浄化能および物質生産能を高レベルで有する珪藻細胞作製技術を確立し、海洋性珪藻を用いた水中リン浄化および海洋バイオリン鉱石生産システムの開発に繋げることを目指した。水中リン浄化能を強化するため、モデル海洋性珪藻のゲノム上に存在する複数のリン酸輸送体候補遺伝子の発現量および細胞内局在解析を終え、これらを高発現させた珪藻細胞種の作出を行った。また、海洋バイオリン鉱石生産能の強化のため、珪藻細胞内で機能すると考えられるポリリン酸合成・分解酵素の探索、遺伝子の配列決定、発現量解析を終了した。当初目標とした能力には達していないものの最終目標へと繋がる技術基盤は確立できており、今後も、新たな遺伝子改変技術を施し、目的となる珪藻細胞種の作出を目指していく。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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