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テラヘルツ波方式による絶縁被覆電線素線の損傷検査の基盤技術開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 小山 裕  東北大学, 工学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2013
概要本研究の目標は、配電用絶縁電線の素線の劣化状態を、テラヘルツ波を用いて非破壊的・定量的に検査するための基盤技術を確立することにある。そのため 1適用テラヘルツ周波数の最適化と性能限界 2銅素線腐食程度の定量評価 3絶縁電線中の水の存在 の三点を目標とした。 1は、絶縁被覆透過率と波長による空間分解能のトレードオフから、ほぼ最適な周波数を示すことが出来、断線検出について限界を示すことが出来た。2は、銅素線の腐蝕程度を酸化被膜の色分析とテラヘルツ反射強度の関係を定量的に明らかにできた。3は、フローセルを用いた一定塩濃度水溶液のテラヘルツ波反射特性を明らかにした。本研究で基盤技術を確立することが出来たので、今後は実際の通電状態や被覆の状態変化が測定結果に与える影響そして測定の高速化等、実測定へ向けての課題を調査する予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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