水環境の安全性確保:野外にて実施可能な水系感染症の簡易鑑別診断法の開発
研究責任者 |
笹井 和美 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | クリプトスポリジウム(C. parvum)の野外での汚染状況を迅速かつ簡易に検査できる診断法を開発するために、まず、幼齢ニワトリで作製した既知の珪藻類に反応を示さない5種類の抗体を用いて、近隣の3箇所の湖水から採取したC. parvumを含まない貯水サンプルを用いて自然に生息する珪藻類との交差性について免疫蛍光検査法により検討した。5種類の抗体のうち3種類の抗体は標準CP株に陽性反応を示したが、湖水から採取したサンプルにおいては擬陽性が観察された。現在、交差性を示さない抗体を幼齢ニワトリ及び幼齢マウスにて作製する準備を実施している。
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