機能性食品としての利用が期待される新規オリゴ糖アルドン酸の生産法の確立
研究責任者 |
桐生 高明 地方独立行政法人大阪市立工業研究所, その他部局等, 研究員(移行)
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | イソマルトオリゴ糖を原料とした場合に、イソマルトースを酸化しイソマルトビオン酸(IsoA)生産する反応が阻害される原因の解明を目指した。当初の予想と異なり、イソマルトトリオースなどは反応を阻害する原因ではなかった。その後の研究で、その反応阻害の原因の一つである可能性の高い事象を見出した。IsoAを生産する候補の酵素をコードする遺伝子を欠失させた酢酸菌を作製した。本菌株の野生株はイソマルトースを酸化しIsoAを生産したが、遺伝子欠失株はイソマルトース酸化活性を全く示さないことから、本遺伝子がイソマルトビオン酸を生産する遺伝子であることを明らかにし、目的遺伝子の特許化に大きく前進することができた。
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