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ポリマレイミド系超耐熱ナノハイブリッド材料の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 松本 章一  大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授
研究期間 (年度) 2013
概要定序配列ラジカル共重合を活用してマレイミド系コポリマーの繰り返し構造を精密制御し、官能基で表面修飾したシリカナノ微粒子とハイブリッド化することにより、光学特性と優れた耐熱性を併せ持つ新規耐熱高透明ポリマーハイブリッド材料を合成した。マレイミド系コポリマーに導入した反応性の側鎖アリル基をチオール‐エン反応に利用し、表面をチオール基で修飾したシリカナノ微粒子と分子レベルで複合化することによって、250°C以上の熱変形温度と400°C以上の熱分解開始温度に加えて優れた透明性をあわせもつ耐熱透明ポリマーハイブリッド材料を開発した。コーティング材料として十分な透明性や耐熱性に優れた材料が開発できた一方でフィルム用途向けの高シリカ含有ポリマレイミドの設計には機械的強度を改善したさらに分子レベルでハイブリッド化する材料設計が不可欠であることを明らかにした。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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