研究責任者 |
桜井 敬之 信州大学, 学術研究院医学系, 准教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 我々は、生理活性ペプチド、アドレノメデュリン(AM)と、その受容体活性調節タンパクRAMP2によって構成される血管制御システム(AM-RAMP2系)の制御異常が、癌や糖尿病網膜症における病的血管新生に深く関わっていることを見出し、これを制御する方法を開発することが病的血管新生の治療につながると考えた。RAMP2を治療標的分子とした最初のアプローチとして、本研究ではRAMP2抗体を作成し、その評価系として、ヒト型RAMP2過剰発現細胞株を用いたアッセイ系と、ヒト型RAMP2遺伝子置換マウスを用いたアッセイ系の作成を行った。今後、本研究によって得られた研究基盤をもとに、各種病態モデルにおける治療効果の検討を進め、創薬に向けた研究を展開していく予定である。
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