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粘土鉱物に吸着した放射性セシウムイオンの除去方法の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 高木 慎介  首都大学東京, 都市環境科学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2013
概要天然の雲母鉱物であるフロゴパイトを用いて、微量セシウムイオンの吸着挙動について検討した。その結果、非常に安価な試薬である、塩化バリウムで処理したフロゴパイトが、効率よくセシウムイオンを吸着できることを見い出した。また、この際に、単なる撹拌混合ではなく、自転公転ミキサーを用いることで、迅速にフロゴパイトの処理が完了することも見い出した。また、様々な電荷密度の異なる粘土鉱物を用いてセシウムイオンの吸着能力を検討することで、粘土鉱物における特異なセシウムイオン吸着メカニズムについて、独自の提案行った。粘土鉱物による特異な吸着挙動は不明な点が多く、これまでに十分に解明されていない。この吸着メカニズムを解明することができれば、より高性能なセシウムイオン回収材料の開発が容易となろう。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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