安全・安心な社会構築のための微小エネルギー応答型応力発光体の開発
研究責任者 |
藤尾 侑輝 独立行政法人産業技術総合研究所, その他部局等, 研究員(移行)
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 本研究開発課題は、応力発光体の微小ひずみに対する感度を向上させることと、微小ひずみに対する応答性を出現させる材料因子を明確にすることを目的とした。応力発光体の製造条件の系統的な調査およびトラップ準位・局所構造解析により、微小ひずみに対する応答性は「伝導帯付近に形成された浅いキャリアトラップ準位」および「異方性の粒子形態」によってもたらされたと結論づけた。今後は微小ひずみに対する応答特性のさらなる向上と高速道路、トンネル、橋梁などの構造物や水素社会を支える圧力容器の安全性診断技術への実証試験に取り組む予定である。
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