マランゴニ流を利用した新しい簡易分離分析手法の開発
研究責任者 |
岡田 英樹 新潟県工業技術総合研究所, 未登録, 主任研究員(移行)
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 工業製品におけるトラブルや食品の混入異物の分析のスクリーニングレベルの向上を目指し、マランゴニ流でサンプル溶液を駆動して、分離をアシストする新しい簡易分離技術を開発した。分析手法には赤外分光などの分光分析を用いている。イメージングシステム、ケモメトリックスを活用することによって、分離が難しい成分を分けることができた。また、溶液を展開するプレート材料は高価な金ミラーを使用しているが、代替として県内企業の技術である電解複合研磨によって鏡面化したアルミニウムやステンレス鋼の利用が可能であることが分かった。ただし、金ミラーに比べて取扱いに注意が必要であった。
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