研究責任者 |
兵藤 守 北海道大学, 薬学研究科(研究院), 特任助教
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 腫瘍血管内皮細胞を標的とするAraHH001アプタマーをリポソームへ担持し、in vivo において血管新生阻害療法を担うためのドラッグデリバリーに適応可能かどうか検証した。その結果、アプタマー修飾リポソームの調製に成功し、さらにそれをin vivoにおいて使用することにより、PEG修飾リポソームと比較して腫瘍血管内皮細胞に結合している様子が観察され、画像定量から、その差は有意であることが示された。アプタマーの修飾量を変化させると劇的に結合様式が変わることからアプタマーによる標的効果は大きいと考えられ、今後の薬剤送達へ向けての道を切り拓くことに成功した。
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