TAK1-JNK経路を標的とした新規免疫制御薬の開発
研究責任者 |
松田 達志 関西医科大学, 医学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | TAK1-JNK1特異的阻害剤であるLL-Z1640-2は、活性化T細胞選択的な細胞死を誘導する。本研究では、新規のTAK1-JNK経路阻害剤の同定を目指し、富山大学・和漢医薬学総合研究所ならびに金沢大学・がん進展制御研究所から供与された化合物ライブラリーのべ1000種類を対象に各種のスクリーニングを行った。しかし、TAK1を阻害可能な化合物は複数見出されたものの、LL-Z1640-2の示す活性化T細胞特異的アポトーシス誘導作用は観察されなかった。今後は、他のMAPKK-Kファミリーへの非特異的効果を視野に新たなスクリーニング系を構築し、より大きな化合物プールでスクリーニングを進めたい。
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