糖鎖固定化ナノ粒子を用いたギラン・バレー症候群の簡易検査法の開発
研究責任者 |
若尾 雅広 鹿児島大学, 理工学研究科, 助教
|
研究期間 (年度) |
2013
|
概要 | 免疫性末梢神経障害症であるギラン・バレー症候群(GBS)は、日本では特定疾患に認定されている難病である。重症化すると神経障害に伴う自力歩行障害などの後遺症や死亡に至るケースがあるため、早期診断・早期治療が必要であり、迅速かつ簡便な診断法が求められている。 本研究課題では、これまでに見出しているGBSに関与する抗ガングリオシド抗体の検出法の簡便化と迅速化について検討し、特定のガングリオシド糖鎖固定化蛍光性ナノ粒子を用いることによって、抗ガングリオシド抗体を特異的に検出できることを明らかにした。また測定キットの作製についても検討し、簡便に目視検査ができる装置を開発した。
|