概要 | 燃費の向上策として車体の軽量化は必須であり,軽合金への材料転換が図られている。軽合金を用いて自動車部品を高強度・低コストで鍛造加工するには材料の変形特性に適合した合理的な塑性流動に基づく 成形加工を実現する加工方法,金型形状,加工条件を決定する必要がある。 本研究では実需要があるタイロッドエンドの鍛造加工を対象として取り組んだ結果,新規に考案した複動鍛造法により,目標であった工程数削減(従来2工程→1工程化),高品質化(目標強度400MPa以上→442MPa),低コスト化(現状の材料廃棄率7%→0.95%)を完全に達成することができた,今後,さ らなる実用化へ向け,明らかになった課題に対して研究成果の適用予定企業と連携して取り組む予定で ある。
|