概要 | 本研究課題では,頭蓋内内視鏡に適用可能な血腫の硬さ計測および撹拌デバイスの開発について,実用化を目指した撹拌および計測実験を行った.実験では小型の変位拡大構造を用いた曲げ振動を発生させることで,模擬血腫を十分破砕可能な数種類の振動を発生させることができた.また,光ファイバセンサを用いて生体の弾性特性と粘性特性を分離して高速に計測するアルゴリズムを開発し,模擬血腫の力学特性を評価する事ができた.これらの結果から本デバイスの実応用が期待でき,現在は共同開発企業と協力して微細加工技術を駆使した撹拌デバイスの加工と再設計を行い,より高出力・高精度な撹拌・計測デバイスの開発を目指している.
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