軽量低負荷環境を創出する多機能制振チタン合金の設計開発
研究責任者 |
万谷 義和 鈴鹿工業高等専門学校, その他部局等, 講師(移行)
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | Ti-Nb合金において、組成・熱処理・塑性加工を組み合わせた組織設計制御法により得られる高い制振性を、実用的に展開できる形で評価するため、本研究開発で装置を組んで温度範囲-20~120°C、周波数範囲500~12kHzのデータを測定した。その結果、組織因子を適切に使い分けることにより、各範囲で損失係数を0.01以上にできることを明らかにした。また、制振性と結晶構造、その弾塑性変形挙動と機械的性質を評価し、これらの相関関係を明確にした。これらの実験結果により得られた知見をベースとして、各用途でのニーズを満たしつつ、低コスト化を視野に入れた多機能制振チタン合金の開発を推し進めていく。
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