ロバスト水素社会実現に向けた水素製造技術の多様化:高性能カーボンナノチューブ光触媒の創製
研究責任者 |
高口 豊 岡山大学, 環境生命科学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 太陽光を利用したオンサイト水素製造技術への応用を目指したカーボンナノチューブ光触媒の改良について検討し、助触媒である白金使用量の大幅な削減を達成するとともに、これまで必要であった添加剤(電子リレー)を不要としたより実用的な光水素発生系の構築に成功した。さらに、シェル部の改良により可視光量子収率の目標値である50%を超える世界最高値(53%)を達成した。改良型カーボンナノチューブ光触媒について特許出願を行った。また、実用化を目指した検討を民間企業と連携して行い、技術課題の抽出を行った。今後はオンサイト水素製造技術への応用へ向けた検討を加速させ、太陽光エネルギー変換効率の向上、耐久性・信頼性の向上、そしてスケールアップに関する研究開発を行う。
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