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非コヒーレント光型非線形吸収材料を用いた偽造防止媒体の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 平田 修造  東京工業大学, 大学院理工学研究科(工学系), 助教
研究期間 (年度) 2013
概要有機物の長寿命三重項励起子の蓄積を利用して、0.03 mW/cm2以下で70%以上、10 mW/cm2以上では反射率が15%以下に減少する反射媒体の構築を目指した。芳香族の環状共役構造を拡張することで、三重項励起子の寿命が1秒から10秒以上に増加し、従来の1/5の10-1 mW/cm2以下の低パワーでの非線形吸収機能を得ることに成功した。高光強度域では三重項三重項消滅が生じ、大きな非線形吸収機能を得ることができないという課題が明確になった。このため、媒体の反射率は光強度の増加とともに70%から減少はするが、10 mW/cm2の光強度域では46%に留まり、開発当初のものと同等の性能にとどまった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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