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抄紙プロセスでつくるフレキシブル透明導電紙

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 古賀 大尚  大阪大学, 産業科学研究所, 特任助教(常勤)
研究期間 (年度) 2013
概要植物セルロースナノファイバーでつくる「透明な紙」をフレキシブル透明基板として、抄紙技術を銀ナノワイヤやグラフェン、PEDOT/PSS等の先端導電ナノ材料の均一塗布プロセスとして応用することにより、電気を流す透明な紙を開発した。この「透明導電紙」は光透過率90%でシート抵抗値8 Ω/□を達成し、プラスチック基板上に従来塗布法で作製した場合と比べて、抵抗値を約112分の1まで低減させることに成功した。また、折り畳んでも導電性を保つ優れたフレキシブル性も実現し、電子ペーパーの作製にも成功した。今後、製紙産業、スマートフォンやタブレットのようなモバイル産業、分散エネルギー供給源を支える太陽電池産業等、広範な分野への実用展開が期待される。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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