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潜熱物質微細化分散型蓄熱材を用いる蓄熱システムの研究開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 森田 慎一  米子工業高等専門学校, その他部局等, 教授(移行)
研究期間 (年度) 2013
概要潜熱蓄熱の障害となる過冷却(液体の凝固点温度以下になっても凍結しない)現象を抑制し,より高い温度で潜熱蓄熱を完了する技術の確立が本研究の目的である.超音波印加による過冷却解放は,他の研究例で対象とされた1ml程度の水では効果が確認されているが,本研究開発で対象とするようなO/Wエマルション中の微小水滴(平均直径約7μm)にも効果があるか不明であった.過冷却解放のための超音波印加は,凝固潜熱蓄熱であるためエネルギー授与を最低限に抑制する必要がある.一方で目標を達成のためには,液体相から固体相へ変異するために十分なきっかけとなる超音波印加が求められる.本研究開発においては,潜熱蓄熱中に超音波を印加することにより過冷却解放実験を実施し,過冷却度を20K低減する当初の目標を達成する成果を得た.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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