肝腎二臓器より排泄され、腎負荷を低減した新規X線造影剤の開発
研究責任者 |
松本 伸行 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師(移行)
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研究期間 (年度) |
2013
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概要 | 本研究の目的は、通常の腎臓からの排泄経路に加え、正常肝細胞内に取り込まれ、胆汁からも排泄されるX線造影剤を開発することにある。 我々は候補化合物を作成し、これは、in vitroの実験において肝特異的トランスポーターを介して細胞内に取り込まれることを確認した。この取り込みは構造異性体によって異なる事が示唆された。また、マウスの尾静脈より投与して、尿管内のみならず、腸管内へも造影剤が排泄される事をCTにて確認した。 今後の展開として、より適切な側鎖の決定、腎負荷の評価が必要となる。
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