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高NA非球面ガラスレンズの精密射出成形法に関する研究開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 荒井 政大  信州大学, 工学部, 教授
研究期間 (年度) 2013
概要ガラスの粘弾性試験結果を元に,射出成形後のガラスの冷却固化シミュレーションを行い,冷却過程においてレンズ内部に生じる残留応力の分布と時間変化について詳細に調査することを目的とした.有限要素解析により800°Cにおける成形後の冷却シミュレーションを実施して,成形プロセスがレンズの成形形状や内部応力に及ぼす影響について評価した.ガラス転移温度までの一次冷却範囲においては極端な内部応力の上昇は観察されなかったが,冷却プロセスにおける内部応力の発生に対する成形条件の影響を明らかにすることができた.それら点を鑑みて,本研究の当初の目的は80%程度達成されたと判断する.成形条件を動的にコントロールし,さらに高効率な成形プロセスを見出すことが今後の課題である.

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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