概要 | 本課題はミミズが有するバイオマス資化酵素を網羅的に解明し,低エネルギー廃棄物資化による持続可能な循環型社会の構築を目指したものである.バイオマス資化酵素であるセルラーゼの一種b-グルコシダーゼ及びリパーゼの粗精製条件を明らかにしたところ,粗酵素中のリパーゼの至適pHが9.0であったことからアルカリ耐性を有する可能性が示唆され,工業的に有用である可能性を示した.さらに,データベースよりこれら遺伝子の配列を入手し,次のステップである各種酵素の発現解析をするための基礎データを取得した.今後の発展が期待される.
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